前号に続いて、ソニーの眼鏡型ウェアラブル端末への挑戦をレポートする。普通のメガネと変わらない使い勝手を実現するには、視界を遮らない透過型のディスプレイをゼロから開発する必要があった。ソニーでは2009年に米国コンシューマ・エレクトロニクス・ショー(CES)で初めて、その試作機を公開したものの、「当時は量産化に向けた技術的めどはまったく立っていなかった」(武川洋・SIG準備室統括部長)と振り返る。...
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