<ビジネスシーンを変える最先端キーワード ウェアラブル>第15回 デバイスメーカーの活路(1)
ふくらむB2Bへの応用アイデア 本連載の第9回では、腕時計型の活動量計「PULSENSE」に独自開発した「高精度脈拍センサ」を組み込み、デバイスメーカーとしての勝ち残りを目指すセイコーエプソンの取り組みを紹介した。同社グループの販売会社であるエプソン販売の佐伯直幸社長は、B2B市場でのウェアラブルデバイスのポテンシャルにも大きな期待を寄せている。 エプソンは、PULSENSEのほかにもさまざまなウ...
View Article<ビジネスシーンを変える最先端キーワード ウェアラブル>第16回 デバイスメーカーの活路(2)
エコシステムの構築に注力 セイコーエプソンは、すでにスマートグラス「MOVERIO」のエコシステム拡大に取り組んでいる。MOVERIOはOSにAndroidを採用し、カメラ、ジャイロセンサ、加速度計、地磁気計、GPS、マイク入力機能、Bluetooth接続機能など、豊富な機能を搭載している。これらを活用した独自のコンテンツ開発・配信のプラットフォームとして、開発者向けサイト「MOVERIODeve...
View Article<ビジネスシーンを変える最先端キーワード ウェアラブル>第17回 「雰囲気メガネ」とは何か 新しいコミュニケーションを追求
1月19日号(vol.1563)のこの連載でレポートした眼鏡型ウェアラブル端末「雰囲気メガネ」が、今年1月に出荷された。クラウドファンディング方式による開発で、今回はこのファンディングに参加した支援者向けの出荷である。一般向けの販売に先立って、まずは開発者らによるコミュニティから寄せられるさまざまな改善要望を製品に反映していくことで、製品としての完成度を高めていくのが狙いだ。 では、雰囲気メガネ...
View Article<ビジネスシーンを変える最先端キーワード ウェアラブル>第18回 首掛け型ウェアラブル端末
“社会的抵抗感”の軽減を目指す 「眼鏡型ウェアラブル端末」ならぬ「首掛け型ウェアラブル端末」が登場した。テレパシージャパン(鈴木健一代表取締役)が開発しているもので、この3月をめどに、まずは企業で使う業務用として販売をスタート。この夏には一般ユーザー向けの販売を目指している。すでに一部開発者向けの評価機を昨年12月から提供しており、最初の販売ターゲットである業務用アプリケー...
View Article<ビジネスシーンを変える最先端キーワード ウェアラブル>第19回 眼鏡型ウェアラブルで求められる“第三のディスプレイ”をつくれ
時計型や腕輪型などのウェアラブル端末が次々と実用化されていくなか、眼鏡型ウェアラブル端末だけは、これといった決定打に欠けているのが実情だ。あのGoogleでさえも眼鏡型ウェアラブル端末「GoogleGlass」事業を見直していることを考えるとハードルの高さがうかがい知れる。ソニーで15年にわたって眼鏡型ウェアラブルの研究に従事してきた武川洋・SIG準備室統括部長は、「眼鏡型ウェアラブルは従来のデ...
View Article<ビジネスシーンを変える最先端キーワード ウェアラブル>第20回 量産技術確立までの茨の道 デビューは聴覚障がい者用メガネ
前号に続いて、ソニーの眼鏡型ウェアラブル端末への挑戦をレポートする。普通のメガネと変わらない使い勝手を実現するには、視界を遮らない透過型のディスプレイをゼロから開発する必要があった。ソニーでは2009年に米国コンシューマ・エレクトロニクス・ショー(CES)で初めて、その試作機を公開したものの、「当時は量産化に向けた技術的めどはまったく立っていなかった」(武川洋・SIG準備室統括部長)と振り返る。...
View Article<ビジネスシーンを変える最先端キーワード ウェアラブル>第22回 ごくありふれたセンサで“集団の幸福感”の計測を実現
前号まで、ウェアラブル端末はアイデア次第でさまざまな用途に応用できることをレポートしてきた。今号でレポートする日立製作所が開発したウェアラブル端末は、加速度や赤外線、温度、湿度、照度などごくありふれたセンサを搭載した首掛け式のカード型ウェアラブル端末である(右上写真参照)。普通の“活動量計”程度の機能しか実装していないが、実はこの端末で“一定規模の集団の幸福感...
View Article<ビジネスシーンを変える最先端キーワード ウェアラブル>第23回 活性度、ハピネス度を可視化 生産性高めるビジネスを推進
矢野和男主管研究長 日立製作所は独自のソフトウェア・アルゴリズムによって“ある一定規模の集団の幸福感”の計測を実現した。集団の幸福感を高めることで、企業であれば業績の向上、その組織に属する個人であれば生産性や創造性の向上につながることが、すでに証明されている。日立では首掛け式のカード型ウェアラブル(3月16日号の写真参照)によって、幸福感を“ハピネス度&rdqu...
View Article<ビジネスシーンを変える最先端キーワード ウェアラブル>最終回 指輪にセンサを埋め込み 指のジェスチャーで操作する
富士通研究所村瀬有一主管研究員 この連載の最終回で取り上げるのは「指輪型ウェアラブル端末」だ。指輪にセンサを内蔵し、指の動きで機器を操作したり、情報をディスプレイや眼鏡型ウェアラブル端末に表示させるというもの。 指輪型ウェアラブル端末が日本で一躍有名になったのは、ログバー(吉田卓郎代表取締役)が開発した「Ring」(写真参照)が登場したからである。同製品は独自に開発したジェスチャー認識エンジンを搭...
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